筋膜とは?

筋膜とはなんなのか?
筋膜はFascia(ファシア)と言われていて、その名の通り筋肉を包む膜です。
ただ、筋膜が包んでいるのは筋肉だけではありません。
筋膜は全身をボディスーツのように取り巻いており、筋肉以外にも、骨・内臓・血管・神経などの様々な器官と繋がりがあることが言われています。
要するに「筋膜は全身で繋がっている」のです。
そして筋膜には身体の感覚や痛み刺激のセンサーが非常に豊富な組織だと言われています。

さらには、筋膜は力の発揮に重要な筋紡錘とのつながりもあります。
その為、身体のどこかの筋膜が硬くなることで、正常な身体の感覚が脳へ伝わらないために、「関節のはまりが悪い感じ」「しびれ感がある」という症状へ繋がることや、力が出にくくなること、さらには、筋膜は筋肉に比べて痛みの刺激センサーが8〜10倍あると言われています。
だから、筋膜が硬くなることで簡単な刺激で痛み刺激を脳へ伝えてしまうことで膝や肩、首など身体の各場所の「痛み」を感じてしまう可能性があるのです。
筋膜の硬さが痛みやしびれの原因になる可能性
筋膜が硬いことでどのようにして痛みやしびれに繋がるのか?
筋膜が硬くなるとはどういうことなのか?を説明させていただきます。
筋膜はなぜ固くなるのか?
大きな原因としては4つあります。
◼️過去に怪我や手術をした事がある
(骨折、捻挫、むちうち、肉離れなど)
◼️使いすぎている
(同じ動作の繰り返しなど)
◼️運動不足
(デスクワークなど)
◼️過去に内蔵や呼吸系の不調あった
(ぜんそく、胃腸や排尿での不調等)

いかがでしょうか?
あなたは上記の内容に当てはまることが過去にありましたか?
この怪我や内臓の不調というのは、何も最近のことが原因なわけではありません。
生まれてから今までの人生における怪我や不調の歴で当てはまるものになります。
特に、痛みがで始めるよりも前に起きている怪我や不調が重要になります。
ご本人様は「前に怪我したけど治ってるから大丈夫」、「あの怪我が繋がるわけない…」とおっしゃられることもよくあります。ですが、実は痛みの根本原因が過去のお怪我を起点としていることも多いです。
そのため、カウンセリングで過去のお怪我や不調をしっかりとお聞きした上で、筋膜が硬くなる理由や流れを把握することが最も重要になります。
では、筋膜の硬さが広がるというのはどういうことか?
↓下記の画像をご覧ください↓

一番最初にお伝えをした通り、筋膜は全身で繋がりを持っています。
そのため、もし過去に怪我をしたことで身体の一部分に筋膜の硬さができた時
全身でつながりがある筋膜は非常にバランスが悪い状態になります。
すると…
筋膜は全身でバランスをとるために、怪我をしたこともない場所でも関係なく筋膜の硬さを波及させていくと言われています。(画像の黄色い衝撃マークの部分です)
そして、全身で筋膜の硬さが波及した結果、全身の筋膜バランスによって実際に筋膜が硬いところとは関係のないところに痛みが出ることも多いです。
上記の画像では、右足首の捻挫と左前腕の骨折を起点に、全身へ筋膜の硬さが波及したことで右膝の痛みへ繋がっている状態になります。(あくまでも1例となります。症状の出方には個人差がありますのでご了承ください。)
よく筋膜チェックをしていて「そんなところが硬いなんて思ってなかった」と言われることがありますが、それが筋膜の硬さが波及した結果できてしまった硬い部分だと思っています。
筋膜の硬さが波及して痛みに繋がるのは、このような一連の流れが起きていると考えられています。
筋膜が硬いとはどんな状態か?
筋膜が硬いとはどのような状態なのか?をご説明します。
イメージしやすいようにご説明をします。
下の画像が皮膚、脂肪層、深筋膜、筋肉を示したものになります。
今からご説明をする筋膜の部分は、画像の白・赤の断層になっている、深筋膜の部分でご説明をさせて頂きます。

深筋膜の拡大したイメージとして
↓下記の画像をご覧ください↓
筋膜は 3 層構造になっていて、下敷きが3枚(右図グレー色の板)重なっているイメージを持って頂けると分かりやすいです。さらに下敷きの間には”さらさらの潤滑油”(ヒアルロン酸)が存在しています。
その為、上下の下敷きがお互いにスムーズに動いてくれます。この状態であれば、正常で動きがよい筋膜のため、”痛みなく”日常生活や運動が行えます。

では、筋膜が硬くなるとどうでしょうか?↓↓
正常な状態ではヒアルロン酸が”さらさらの潤滑油”でした。ですが、怪我や動かさないことによってヒアルロン酸は”ベトベトの粘着剤”に変わってしまいます。
こうなることで、下敷きの間に粘着剤がある状態となり、上手く動けなくなってしまいます。これが筋膜が硬くて動きがわるい状態になります。

これが筋膜の動きが悪くなっている状態になります。
簡単に言えば、「ヒアルロン酸がベトベト」になっている状態のことを筋膜の動きが悪い状態と表現をしています。
ヒアルロン酸がベトベトの状態は詳しいお話をすると、ヒアルロン酸の水分量が少なくなった脱水状態、ヒアルロン酸の鎖が多く繋がってしまっている状態となります。
このため、ヒアルロン酸がベトベトになっているせいで…
②筋膜が動く
③筋膜が過剰に引っ張られる
④痛みの刺激センサーが反応する
⑤「痛み」を感じる
このような流れで痛みに繋がっていると考えられています。
(※体を動かさなくても痛いケースもあります。)
まとめ
・筋膜が硬くなる要因
・痛みやしびれが出る流れ
・筋膜が硬いってどういうこと?
今回はお話をさせていただいた内容は以上のとおりでしたが、大まかなイメージだけでもお分かりいただけていれば幸いです。
本記事を読んでいただき、「筋膜の硬さ」が痛みの原因の一つとしてあるんだということを知っていただき、当院で取り組んでいること、読んでいただいた方の痛みやお悩みの症状が改善させるヒントになれればと思います。
特に筋膜が硬くて痛みの原因となっている時には、痛みから離れたところに硬さがあることの方が多いです。
その為、痛い部分に対してストレッチやマッサージをしてもらっても変わらない。
注射を打ってもらったけど変わらない。
そのような場合には、もしかしたら筋膜の硬さが原因になっている可能性があるかもしれません。(症状の程度や改善には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。)
当院は「いつまでも変わらない痛み」など、諦めてしまうような痛みをお持ちの方の専門の整体院です。
慢性化しているお悩みでも当院で筋膜調整での変化を体感していただきたいです。
いつまでも続く痛みを最短で根本改善へ導くことに全力で向き合います。
お困りの場合は、当院へぜひ一度ご相談ください!
松江筋膜整体Rebody+ 代表 花田丈司

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