よくある症状と痛み
首から肩の痛みはデスクワークが多い場合や、体より頭が前に出ている状態だと肩周りの筋肉が緊張し続けて血行不良が起きて痛みやコリを感じるとされています。
その場合、痛い場所へマッサージやストレッチをして一時的には良くなるけどまた再発してしまう。
放っておくことで肩こり感と同時に頭痛が起きるようになり、ひどいと痺れ感を伴うようになるケースもあります。なぜ痛い場所にアプローチをしても変わらないのか?
それは「痛い場所に原因がない」もしくは「筋膜の硬さ」によって症状が出ている可能性が考えられます。
「過去にいくつもの怪我をしたから、肩や首の動きはこのくらいなのはしょうがない。」
あなたはこんな経験がありませんか?
たしかに脱臼の経験、靱帯損傷、手術をした場合は、関節の動きが制限されたり痛みが残る場合もあるかもしれません。先生からも「手術をしたから少し動きの制限は出るかもしれません」と説明をされていれば、ある程度はしょうがないのかなと納得もされますよね。
ですが、それは本当に怪我だけの影響でしょうか?
「あまりにも肩や首が動きが悪い、痛みがある。」
「怪我のあとは安静にしてしっかり治ったはずだけど、なぜかだんだん悪くなっている気がする。」
実際に今、身体が痛くて困っている方はおられますよね。
でも大丈夫です。
その痛みや関節の動きは筋膜で変わる可能性があります。
なぜなら、今回ご紹介をさせていただく方が変化出来たからです。
今回の方は過去に11箇所の骨折や靱帯損傷、交通事故での怪我のご経験
をされています。
ご本人も「怪我を沢山してきたからもうしょうがないですよ」と、最初はほとんど諦めているご様子でした。
ですが、施術を受けてみて変わりました。
「腕が掴めますね!!」
「反対の肩も触れます!」
「最近は調子がいいですよ!」
最後にはこのように言っていただけるようになりました。
本記事では、過去にたくさんの怪我や手術をされてきた方でも変われる可能性がある筋膜調整についてご紹介をします。
怪我も多く、筋膜も硬いところだらけだった
カウンセリングの結果
〈50代男性 Fさん〉ーご本人談ー
首の痛みと右肩の痛みで困っている。
他にも右膝の痛みや左股関節の痛みもあるけど、首と右肩の痛みがかなり強いです。
右肩は鎖骨を脱臼したこともあるし、肘も多分靱帯を痛めてると思います。
その他にも手術も沢山したり、交通事故で首のむち打ちになってカラー固定したりと怪我だらけ、痛いところだらけです。
若い頃から無茶ばっかりしてて怪我してるから、しょうがないと思うんですけどね。
学生時代からずっと柔道をされていた為、肩・肘・首などは練習や試合中に沢山怪我をしてきたとのこと。
ご年齢を重ねてからは内臓の不調もあり、手術などをしてきた経験もあることから、覚えてるだけでも11回は怪我をしたことがあるとのこと。
実際に触察でチェックをしてみると、右肩鎖関節は脱臼をして関節がズレている状態。
実際の運動チェックのご様子↓↓
※症状には個人差があります。
ご覧いただいた通り
・バンザイ動作で肩が痛い
・右手で反対の肩がしっかりと触れない。
・後ろで手首を掴むような結滞動作が出来ない
上記のような状態でした。
過去の怪我や手術、内臓の不調や使いすぎなどを起源に筋膜は硬くなる可能性があるため、現在の痛みの原因を探るために筋膜チェックを行いました。
右肩の痛みが出るよりも前のお怪我に原因が潜んでいると考え、該当するのが右鎖骨脱臼、右肘の靱帯損傷、首のむちうちをご経験されていたことから、右肩・右肘・首周りの筋膜チェックを重点的に行いました。
筋膜チェックの結果
コチラが筋膜チェックの結果です↓↓
想定はしていましたが、筋膜の硬い箇所が非常に多く、どのポイントも筋膜はかなり硬くなっていました。
先ほどの結果に怪我をしたことがある場所を重ねるとこのようになります↓
お怪我の箇所も非常に多いことがわかっていただけるかと思います。
しかも、お怪我のほとんどが右肩の痛みよりも前に起きた怪我になります。
ここまでお怪我や筋膜の硬い箇所が多いと、どこを施術しようか迷うかもしれませんが、当院の筋膜調整は施術の組み立てに関してはしっかりとしたロジックがあります。
このような内容をトータルで考慮するため、根本原因の改善に向かって的確に優先順位をつけて施術を行えるため、可能性をどんどん潰しながら効率よく施術を進めることが可能です。
ただ、今回はカウンセリングの際に、関節自体に問題があることや怪我や手術歴も非常に多いことから、手術やケガの影響で関節構造自体が変化してしまった事に対しては筋膜とは違うものになるため、変化が出ない可能性もあることをしっかりと説明をさせていただきました。
そして、筋膜チェックをした結果、筋膜の硬い箇所も非常に多かったため、ある程度の回数がかかることもご説明をさせていただき筋膜調整を行いました。
筋膜調整後の変化
※症状の改善・期間には個人差があります。効果効能を証明するものではございません。
右肩の痛みや違和感はほとんど改善し、関節の可動域も大きく動くようになりました!
この結果になるまで合計4回の筋膜調整を行いましたが、施術をした箇所の筋膜の硬さはなくなり、施術をしてから半年以上、右肩の動きは良い状態で維持をできているとのこと!
施術前にはお怪我の影響もあるため事前にご説明はしていたものの、実際に施術をしてみた結果、過去のお怪我によって筋膜が硬くなっていたことで、痛みや関節可動域制限につながっていた可能性があったことがよく分かるかと思います。
今回のように「過去にケガをしたからしょうがないよ」と思われているケースでも筋膜へアプローチをすることで大きく変化をする可能性があります。
怪我をした過去があるということは、筋膜の硬さが出来てしまっている可能性がある。
だから、むしろ筋膜を試してほしいと思っています。
今回の方は右肩の動きや痛みが改善された状態をしっかりと維持できているとのことで、お力になれて本当に嬉しい限りです。
まとめ
今回は「過去にたくさんの怪我をしていた方」の実際の筋膜調整をご紹介させていただきました。
「これだけ怪我をしているんだから無理だろう」と思われるようなお身体の状態でも、私はむしろ筋膜調整なら大きく変化をする可能性があると思っています。その理由は…
以上のような理由で、私は過去に沢山のケガをして諦めてしまっているような痛みであっても、ぜひ筋膜調整を試してみてほしいと思っていますし、痛みが改善する可能性が高いと自信を持っています。
現在、諦めかけているような痛みで悩んでいる方で「これは怪我だから、しょうがない」と思っている方は、是非一度ご相談ください。
あなたの抱えている辛い痛みへ
筋膜から根本原因を紐解いて最短で改善を目指すことに全力を尽くします。
ぜひお気軽にご相談、お声がけをしてください。
松江筋膜整体 Rebody+ 代表 花田丈司
施術方法
当院の「筋膜調整」は“イタリア式の筋膜技術”と“OMR筋膜セラピー”を基にしており、全身150箇所以上あるポイントから的確に選別して、より深層の筋膜に対してミリ単位のポイントへアプローチをします。